タミフルでインフルエンザ予防はできる?

最近よくいわれていることですが、タミフルでインフルエンザを予防することはできるのでしょうか。
もちろんできます。
予防方法としては予防接種もありますが、インフルエンザはいくつかの型に分かれ、さらにそれが細分化するので、接種されるワクチンが、必ずしもその年流行する型に対応しているとは限らず、それがデメリットになっています。
ですから、仕事が忙しいとか受験なので、できるだけ感染したくない、あるいは、抵抗力の弱い高齢者や子供の場合などは、タミフルを事前に飲んでおけば、ある程度の予防効果が得られるのです。
予防でタミフルを処方してもらう時は、内科のクリニックに行くのがいいでしょう。
この時、服用時間や分量を指示されますので、必ず守るようにしてください、自分で勝手にアレンジしてはいけません。
また、インフルエンザと診断されてから処方されるのとは違いますので、健康保険の適用外になり、全額実費負担になりますので気を付けましょう。
もし服用していて気分が悪くなった場合は、すぐ処方をしてもらったクリニックに相談してください。
またタミフルで予防をする場合も、基本的な予防方法、つまり帰宅後うがいとか手を洗うとか、あるいは三食きちんと摂る、規則正しい生活をするといったことは、守るようにしましょう。
それから室内が乾燥していると、かえってウイルスが蔓延するもととなります。
加湿器などで適度に空気を潤すようにしましょう。
特にインフルエンザの流行しやすい冬は、元々空気が乾燥するうえに、暖房でさらに乾燥することがありますので、気を付けるようにしてください、室内に適度に湿度があると、鼻や喉の粘膜にも優しく、また、肌や髪がしっとりするといったメリットもあります。

タミフルが与える恩恵とリスク

タミフルとは、感染力も強く、その症状や患者の健康状態によっては死に至らしめてしまうことさえあるインフルエンザの治療薬として使用される薬品です。
外部から感染したインフルエンザウイルスが体内で新たな細胞への感染を阻害し、更なる増殖を抑制することによって症状の悪化を防いでいます。
年が変わるたびに、また、同じ年であっても複数のインフルエンザウイルスが拡散する事となっている現在、特にA型インフルエンザに効果を発揮し、インフルエンザ対策として最も効果が有るとされるタミフルですが、その後、世界各国で発表された症例が問題となりつつあります。
特に若年層の罹患者に多い症例ですが、インフルエンザに感染し、治療の為にタミフルを服用した結果、異常行動や意識障害による死亡事故などが発生したことが分かり、問題となっています。
この症状がタミフルの服用による副作用なのか、長期にわたり高熱が続いたことが原因となっているのかは現在でも調査中となっていますが、少なくともタミフルを服用した患者の間で発生した症例である事は看過できず、更なる研究が必要な案件ともなっているのです。
また、一方でインフルエンザウイルスへの感染患者、そしてタミフルの服用患者を対象とした追跡調査の結果、効果的とされていたタミフルの服用効果にも疑問視する声も出始め、新たな特効薬の研究と併せ今後の成り行きが注目されます。
しかしながら、現時点で一定の効果が上がっているという事実は否定できず、若年層への投与は勿論、タミフル自体の服用のあった患者に対する経過観察は大切なことであると言えるでしょう。
どのような特効薬であっても、効果に対する一定の副作用は考えられるものであり、それをもって効果まで否定してしまう事は不可能なのですから。

タミフルの使用率No.1の日本

インフルエンザに感染したら、まずほとんどの人が医療機関で薬を処方してもらうことでしょう。
リレンザやラピアクタなどの薬もありますが、多くの場合服用することができるタミフルが処方されます。
基本的にインフルエンザ発症後48時間以内に服用することが望ましくその効果を発揮するといわれています。
しかし、実は日本のようにインフルエンザの際にタミフルを使用する国というのは珍しく、世界における日本の使用率は75%と非常に高いとされています。
日本では、健康な成人が感染した場合にもすぐに医療機関で処方されますがアメリカなどの欧米では、普通の健康な状態なら自然治癒に任すことがほとんどであり、あまり処方されないのが一般的なようです。
それには、タミフルを乱用することによる薬の耐性を恐れているため、重症化していたり高齢であったり、あるいは妊婦や乳幼児、あるいは糖尿病や心臓病などの疾患がある人、HIVなどで免疫力が低下している人でない限りには必要以上に処方しないことになっています。
ただ、日本とアメリカでは保険制度が違うので、一概に同じスタンスで考えられることではないのですが、世界から見て日本におけるタミフルの使用率が異常に高いことは確かです。
また、タミフルを服用した際のインフルエンザが改善するまでの日数と、使用しないで治療を行った際の日数にそれほど差がないこともタミフルを使用する意義が世界で低いことと関連していることもあります。
特に、タミフルはウイルスの増殖を防ぐ効果こそありますが、ウイルスをやっつける作用はないので高熱や関節痛といった症状がすぐに良くはならないことも投与の必要性が低い理由となっているようです。
日本では医療費が年々莫大になっていることも問題視されていますが、軽く風邪をひいただけでも気軽に医療機関に行けることがタミフルの使用率と関係していると考えられます。
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