ファイザー社の解熱剤とタミフルはどっちがいい?

ファイザー社といえば世界最大の製薬会社ですが、インフルエンザの治療薬である「タミフル」は世界第2位のギリアド・サイエンシズという会社が製造しています。タイトルは、この2つの大手製薬会社が作った薬を比較するというものですが、実際のところ、2つを比較する事は非常に難しいです。
なぜかというと、ファイザー社の解熱剤というのは、もちろん熱を下げる効果は確実で、信用出来る薬なのですが、対象となる病気や症状によっては逆に体に害をもたらす可能性もあるのです。ここで比較するのにもっとも適した病気といえば高熱と関節痛が顕著な「インフルエンザ」ですが、インフルエンザの症状は高熱というイメージがありますが、ケースによってはあまり熱が上がらないタイプのケースもあるのです。ですから、微熱しかない状態で、強力な解熱剤を服用してしまうと体温が下がり過ぎてしまい、最悪の場合、低体温症になってしまう危険性もあるのです。
一方でギリアド社のタミフルの方はというと、インフルエンザウイルスの増殖を防ぐことに関しては、劇的な効果が期待できるのですが、ウイルスそのものを殺す効果はないので、インフルエンザ以外の病気で高熱を出した場合に服用しても何の効果もないのです。それどころかタミフルには、いまだに直接の因果関係は明らかにされていませんが、幻覚や異常行動などの副作用についても数多くの報告があり、もう一つの治療薬「リレンザ」に切り替える人もいるというのが現実です。
ですから、タイトルの答えとしては「場合による」というのが正解です。2つの薬とも病気そのものを治すというよりは、特定の症状を抑えて、身体の免疫が本来の働きが出来るよう手助けする、補助的なものであることを覚えておいてください。